ベトナム建国73周年記念式典
去る9月2日はベトナムの建国記念日でした。
建国73周年を祝って日本の大阪でも
記念式典が行われたというニュースが流れました。
なぜベトナムの建国記念式典が大阪で?というのは
もちろん日越の友好ムードを反映してのことですが
それともう一つベトナムの独立には
敗戦直前の日本が大きく関係しているからと思われます。
73年前、1945年に、日本とベトナムの間に
何があったのか簡単に記していきたいと思います。
ベトナムの阮朝は19世紀の清仏戦争以後
フランスの植民地となっていましたが、
第二次世界大戦でフランスがナチスドイツに敗れたのち
フランスのナチス傀儡政権と日本は協定を結び
ベトナム(当時 フランス領インドシナ=仏印)に進駐を行いました。
そのまま1945年の終戦間際までその状態が続きましたが
1945年3月ともなると戦局は連合国勝利が決定的となるなか
日本軍は大東亜共栄圏、アジア解放の建前の元
在ベトナムフランス軍と戦い、それを破り
阮朝皇帝のバオダイを担ぎ出し独立を宣言させ
(他の仏領インドシナ諸国のカンボジアやラオスも独立させ)
ベトナム帝国を成立させました。
しかし、その年の8月、日本が降伏すると17日に
ホーチミンらを中心とするベトミンが8月革命を起こし政権を握り
日本がミズーリ号の艦上で降伏文書に調印した9月2日に
バオダイと阮朝ベトナム帝国は降伏し
正式にベトナム民主共和国が成立しました。
これが現在のベトナム社会主義共和国の出発点とされており
それから73年がたったというわけです。
ちなみに、日本、中国、朝鮮半島では8月15日が
終戦との認識が一般的ですが、
世界的にはこの9月2日という認識の国が多いようです。
1945年は人類の歴史で最も長い1年だったと思っていますが
この年に日本とベトナムの間にも上記のような事実があったのです。
では、また。
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